こんにちは。Victoriaです。
さ~て、
お待たせしました。
今回の「知床旅情」最大の山場、
発情期のヒグマの生態について
めっちゃオモローな話をガイドさんから聞いてきました。
現場はここ。
この辺りに、
一面水芭蕉の生えている地点があって、
そこで、
今年の7月1日から4日までの3日間、
オスのヒグマがど~んと居座って、
すべてのツアーが中止になったそう。
ヒグマは偏食だという話は、
すでにした通り→知床旅情 (8) なぜヒグマが遊歩道に出没するようになったのか?
ここには、
水芭蕉がた~っぷりあったので、
3日間食べ続けることができたわけだけど、
問題は、
オスのヒグマは一人じゃなかった。
メスを連れてきた。
いやあ、
なんか、
感動しちゃって。
「おいしい水芭蕉のある場所みつけたよ、ボクと一緒に来ない?」
って言って、
メスの気をひいてるわけでしょ?
・・・ということで、本日の結論 :
オスが食い物でメスを釣るのは自然界の掟。
オスのヒグマが、
食い物でメスを釣ってるというだけでも大興奮なのに、
さらにVictoriaをヒートアップさせた話がありまして、
なんと!
メスを連れ込んだオスのヒグマ、
三日間、
全部相手が違うメスだった。
ホンマですか???
そこんとこ、
あ~そうですかで済ますことはできないので、
食い下がりましたよ、私、
鈴木さんに、
しっかり確認したところ、
鈴木さん自身の目で見たそうです。
「一日目は明らかにカップルかな~って感じの釣り合いのとれたメス(つまり図体がでかい)だったんだけど、
二日目は親子かと思うくらい若い相手だったんですよ~」
う~ん、
そうだったのか・・・
初日は熟女で保険をかけ(たぶん妊娠しやすい)、
二日目は若いコに行きましたか・・・
実は、
知床国立公園では、
常時、
3頭のオスのヒグマにGPS発信器を取り付けているんだそうで、
その一つの理由が、
ヒグマの寿命を確認するため。
いまだに、
ヒグマの寿命がわかっておらず、
というのは、
ケガや事故を除くと、
自然死したヒグマの死体というのを、
見た人間がいないから。
ネコも人間に死骸を見せないっていうけど、
野生動物って、
自分の死期を悟って、
身を隠すのかな・・・
ガイドの鈴木さんによると、
おそらく、
冬眠の巣穴の中で死んでいくので、
人間には見つけようがないんじゃないか。
なので、
春になって冬眠から醒めるはずの時期になっても、
GPSが動かない時には、
死んだのかも?と思って、
GPSを回収に走るらしいんだけど、
たいてい、
成長して首回りが大きくなったヒグマから落ちたGPSが残されているだけだった・・・
発情期(6月頃)のオスのヒグマの行動は、
GPSで追っていても、
めちゃくちゃで、
何の脈絡もなく、
ただメスを求めて放浪しているんだそうだ。
うまくメスに遭遇することができたとしても、
すべてのメスに受け入れられるとは限らない。
ヒグマは、
子離れするのに1年半くらいかかるので、
前年に出産したメスは、
子育てに忙しく、
交尾どころの騒ぎではない。
なので、
オスが迫ってくると、
全力で逃げるんだけど、
どう猛なオスは、
メスが連れている小熊を殺してしまうこともあるんだとか。
そういうオスから逃れるため、
知床半島の賢いメスのヒグマたちは、
人間の庇護に入ることを考えついた。
つまり、
遊歩道上で人間に会うと、
人間の方で逃げてくれて、
心置きなくエサを食べさせてくれるので、
かえって安全。
ということで、
ここ数年、
子連れのメスが、
安全地帯を求めてやってきて、
遊歩道をエサ場にしているんだとか。
賢いね・・・
虎の威を借る狐のヒグマバージョン?
が、しかし、
この話には続きがありまして、
そういうメスの作戦が、
ついにオスにばれたらしく、
今年に入って、
メスにならって、
オレも遊歩道をエサ場にしよう!というオスが現れた。
それが、
最初に紹介した、
三日間居座ったオス(ということで、やっと話は元に戻る)。
そう考えると、
ヒグマ活動期の今、
いかにキケンかということがよくわかる。
発情したオスは、
やたらめったら歩き回り、
普段なら行かないようなところへも入り込むし、
妊娠してもいいな❤と思っているメスは、
オスを受け入れ、恋が成就するけれど、
子育て中のメスは、
オスから逃げようと必死になり、
気がたっているから、
人間に対しても攻撃的になりうる。
・・・ということで、本日の結論 :
ヒグマがキケンになる要因は、
1 食べ物
2 恋
3 子ども
人間も同じじゃん!
てゆーか、
鈴木さんって、
ヒグマ語がわかるみたいだね・・・
Victoriaでした。
さ~て、
お待たせしました。
今回の「知床旅情」最大の山場、
発情期のヒグマの生態について
めっちゃオモローな話をガイドさんから聞いてきました。
現場はここ。
この辺りに、
一面水芭蕉の生えている地点があって、
そこで、
今年の7月1日から4日までの3日間、
オスのヒグマがど~んと居座って、
すべてのツアーが中止になったそう。
ヒグマは偏食だという話は、
すでにした通り→知床旅情 (8) なぜヒグマが遊歩道に出没するようになったのか?
ここには、
水芭蕉がた~っぷりあったので、
3日間食べ続けることができたわけだけど、
問題は、
オスのヒグマは一人じゃなかった。
メスを連れてきた。
いやあ、
なんか、
感動しちゃって。
「おいしい水芭蕉のある場所みつけたよ、ボクと一緒に来ない?」
って言って、
メスの気をひいてるわけでしょ?
・・・ということで、本日の結論 :
オスが食い物でメスを釣るのは自然界の掟。
オスのヒグマが、
食い物でメスを釣ってるというだけでも大興奮なのに、
さらにVictoriaをヒートアップさせた話がありまして、
なんと!
メスを連れ込んだオスのヒグマ、
三日間、
全部相手が違うメスだった。
ホンマですか???
そこんとこ、
あ~そうですかで済ますことはできないので、
食い下がりましたよ、私、
鈴木さんに、
しっかり確認したところ、
鈴木さん自身の目で見たそうです。
「一日目は明らかにカップルかな~って感じの釣り合いのとれたメス(つまり図体がでかい)だったんだけど、
二日目は親子かと思うくらい若い相手だったんですよ~」
う~ん、
そうだったのか・・・
初日は熟女で保険をかけ(たぶん妊娠しやすい)、
二日目は若いコに行きましたか・・・
実は、
知床国立公園では、
常時、
3頭のオスのヒグマにGPS発信器を取り付けているんだそうで、
その一つの理由が、
ヒグマの寿命を確認するため。
いまだに、
ヒグマの寿命がわかっておらず、
というのは、
ケガや事故を除くと、
自然死したヒグマの死体というのを、
見た人間がいないから。
ネコも人間に死骸を見せないっていうけど、
野生動物って、
自分の死期を悟って、
身を隠すのかな・・・
ガイドの鈴木さんによると、
おそらく、
冬眠の巣穴の中で死んでいくので、
人間には見つけようがないんじゃないか。
なので、
春になって冬眠から醒めるはずの時期になっても、
GPSが動かない時には、
死んだのかも?と思って、
GPSを回収に走るらしいんだけど、
たいてい、
成長して首回りが大きくなったヒグマから落ちたGPSが残されているだけだった・・・
発情期(6月頃)のオスのヒグマの行動は、
GPSで追っていても、
めちゃくちゃで、
何の脈絡もなく、
ただメスを求めて放浪しているんだそうだ。
うまくメスに遭遇することができたとしても、
すべてのメスに受け入れられるとは限らない。
ヒグマは、
子離れするのに1年半くらいかかるので、
前年に出産したメスは、
子育てに忙しく、
交尾どころの騒ぎではない。
なので、
オスが迫ってくると、
全力で逃げるんだけど、
どう猛なオスは、
メスが連れている小熊を殺してしまうこともあるんだとか。
そういうオスから逃れるため、
知床半島の賢いメスのヒグマたちは、
人間の庇護に入ることを考えついた。
つまり、
遊歩道上で人間に会うと、
人間の方で逃げてくれて、
心置きなくエサを食べさせてくれるので、
かえって安全。
ということで、
ここ数年、
子連れのメスが、
安全地帯を求めてやってきて、
遊歩道をエサ場にしているんだとか。
賢いね・・・
虎の威を借る狐のヒグマバージョン?
が、しかし、
この話には続きがありまして、
そういうメスの作戦が、
ついにオスにばれたらしく、
今年に入って、
メスにならって、
オレも遊歩道をエサ場にしよう!というオスが現れた。
それが、
最初に紹介した、
三日間居座ったオス(ということで、やっと話は元に戻る)。
そう考えると、
ヒグマ活動期の今、
いかにキケンかということがよくわかる。
発情したオスは、
やたらめったら歩き回り、
普段なら行かないようなところへも入り込むし、
妊娠してもいいな❤と思っているメスは、
オスを受け入れ、恋が成就するけれど、
子育て中のメスは、
オスから逃げようと必死になり、
気がたっているから、
人間に対しても攻撃的になりうる。
・・・ということで、本日の結論 :
ヒグマがキケンになる要因は、
1 食べ物
2 恋
3 子ども
人間も同じじゃん!
てゆーか、
鈴木さんって、
ヒグマ語がわかるみたいだね・・・
Victoriaでした。