小保方晴子「あの日」を読んだので、
こちらも読んでみました。
感想 : うん、事実は限りなくこちらに近いんだろうな・・・
著者の須田桃子さんは、
小保方さんが『あの日』の中で、
殺意すら感じたと名指しで批判されていた方。
たくさんいたマスコミ関係者の中で、
須田さんだけ実名告訴されていたから、
よっぽどキライだったんだろう。
須田桃子さんは、
小保方さんと同じ早稲田大学大学院の出身で、
年も8歳須田さんが年上なだけなので、
いろいろ近いがゆえに、
うっとおしい存在だったんだろう。
そういえば、
記者会見でも鋭い質問の矢を放っていたような・・・
ただ、
これ読んでも、
事件の全貌が明らかになったわけではなく、
これはもう、
迷宮入りですね、たぶん・・・
富や名声が欲しかったというような、
単純な動機でなされた捏造ではなさそうだし、
当初言われたような、
笹井教授と小保方さんの不倫関係なども、
なかったみたいだし、
もっと早い段階(例えば修士論文あたり)で、
コピペが発覚し、
怒られていればこうはならなかっただろうし、
理研の中でもエース級の笹井教授に見いだされるということがなかったら、
小保方さんの論文が日の目をみることもなかった。
不幸な偶然の連続で、
こうなっちゃったっていう、
まさに、
ドラマですね・・・
ただ、
女として、
こういうタイプは、
別に珍しくもなんともないし、
真面目な方々は、
ご自分たちが真面目なゆえ、
細胞レベルでウソつきが常態化している人間がいるなんぞ、
思いもよらないっていうね、
それだけのことかなと思います。
ただ、
こういう人が一人いると、
巻き込まれた人間は、
片っ端から本性が暴かれていくので、
つらい・・・
小保方さんの指導教官だった方たち、
形無しですね・・・
Victoriaでした。
捏造の科学者 [ 須田桃子 ]